この記事が役立つ場面

読む方
森林、急斜面、河川沿いの地形把握を計画する測量・設計担当者
現場の疑問
写真に地面が写らない現場で、UAVレーザーなら地表を取れるのか
読後に判断できること
植生の隙間、リターン、入射角、飛行方向、地表分類から取得可能性を判断できる
扱う範囲
UAVレーザーが有利になる条件を扱い、植生を透過する、必ず地表が取れるとは説明しない
候補へ入る条件
写真測量で地表が隠れる現場ではFLIGHTS SCAN 100やSCAN V2を、現場条件に合わせて比較する
01

現場で起きる疑問:レーザーは植生を透過するのか

一つのレーザーパルスが樹冠、枝、下草、地面など複数の対象で反射すると、センサーは時間差のある複数の戻りを記録できる場合があります。最初の反射だけでなく後続反射を扱えることが、植生下の地表候補を増やす要因になります。

ただし、地面まで光が届かなければ地表反射は得られません。常緑樹が密集する場所、笹や下草が厚い場所、濡れた地表、急斜面の裏側などは取得が難しくなります。

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先に答え:隙間・入射角・飛行方向が揃うと地表点が増える

真下方向だけを中心に見るセンサーでは、急斜面や崖の側面へ十分なレーザーが当たらないことがあります。広い視野角や全方位型のセンサーを使い、斜面に対する飛行方向やコース間隔を調整します。

単に高度を下げればよいわけではありません。安全離隔、地形追従、点の入射角、速度、重複、GNSS受信、樹高を一緒に考えます。山地では対地高度を一定に保つ飛行計画も重要です。

03

技術的な理由:地表点の取得と地表面の作成は別工程

生の点群には、樹木、下草、地表、構造物、ノイズが混在します。DTMや等高線を作るには、地表と判断する点を分類し、補間条件を決めます。自動分類だけでは、低い植生や法肩、擁壁、落石防護柵などを誤判定することがあります。

重要箇所は断面や陰影図で確認し、現場写真と照合します。地表点が少ない範囲を補間すると、一見滑らかでも実地形と異なる面ができるため、補間範囲と根拠を残します。

04

使える条件・使えない条件を検証点で確かめる

検証点を道路や空地だけに置くと、最も難しい植生下や急斜面の状態を評価できません。安全に設置できる範囲で、地形と被覆の異なる場所を選びます。

点密度の平均値も、局所的な欠測を隠します。対象範囲を区切って、地表点密度、横断形状、既知点との差、コース間のずれを確認します。

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実際の選び方:最も難しい場所の実データで比べる

高性能センサーは長距離、多リターン、高い取得能力などで有利ですが、すべての現場で必要とは限りません。狭い範囲、必要精度、植生、成果物、作業頻度によっては、実用クラスの機器と丁寧な飛行・検証の組み合わせが合理的です。

ホビージャックでは、FLIGHTS SCAN 100とSCAN V2 M2X/XT32を、範囲、斜面、植生、飛行高度、成果品から選定します。購入前に、類似条件のデータや試験計測で判断することもできます。

FAQ

よくある質問

落葉期なら必ず地表点が増えますか?

増える可能性はありますが、常緑樹、下草、笹、地形、飛行条件にも左右されます。時期だけでなく現地の植生状態を確認します。

点数が多い機種ほど地表精度が高いですか?

点数は重要な要素ですが、地表へ届く割合、位置姿勢精度、飛行計画、入射角、分類、基準点・検証点も結果を左右します。

根拠資料・技術基準

制度・仕様は更新されるため、案件時点の最新版をご確認ください。

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