この記事が役立つ場面

読む方
造成・森林・法面の3次元計測を計画する測量担当者、施工管理者
現場の疑問
UAVレーザーと写真測量のどちらが、必要な地表と成果物を確実に取得できるか
読後に判断できること
植生、遮蔽、色、座標、検証方法、成果物の6条件から方式を選べる
扱う範囲
方式を決める初期判断を扱い、個別現場の公共測量適否や最終精度は現地条件を確認して判断する
候補へ入る条件
植生下の地表が必要ならFLIGHTS SCAN、地表が見えてオルソや色付き点群が必要ならラクソクGeoが候補になる
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現場で起きる疑問:同じ3次元計測でも取得できる面が違う

写真測量は、重なりを持たせて撮影した多数の画像から同じ特徴点を照合し、カメラ位置と三次元形状を推定します。地面や構造物の色を持つ点群、オルソ画像、DSMを作りやすい一方、写真に写らない場所は復元できません。草木で地面が隠れていれば、基本的には植生表面が成果に現れます。

UAVレーザーは、レーザーパルスの往復時間と機体の位置・姿勢から点の座標を求めます。枝葉の隙間を通って地表へ届く反射を含めて取得できるため、森林や法面で地表面を抽出したい場合に有利です。ただし、必ず地表が取れるわけではなく、植生密度、入射角、飛行高度、点密度、コースの組み方が結果を左右します。

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先に答え:植生・遮蔽・必要成果の6条件で決める

方式選定では、面積だけを見ると判断を誤ります。次の条件を現場写真、位置図、求める成果品と一緒に整理すると、過剰な機材や再計測を避けやすくなります。

  • 対象:裸地、植生、構造物、屋根、道路、河川、森林のどれか
  • 遮蔽:草木、橋桁、建物、法肩など、上空から見えない部分があるか
  • 成果物:点群、オルソ画像、DTM、断面、土量、CADのどれが必要か
  • 位置の扱い:任意座標でよいか、公共座標へ合わせる必要があるか
  • 確認精度:何cmを求めるかではなく、どの検証点で合否を確認するか
  • 作業制約:飛行許可、立入、天候、日照、GNSS受信、納期
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写真測量が使える条件・使えない条件

造成地、採石場、ストックヤードなど、上空から対象表面が見え、色付きの成果やオルソ画像を活用したい現場では写真測量が合理的です。同じ条件で定期撮影すれば、施工前後の比較や土量変化も追いやすくなります。

一方で、水面、光沢面、単調な面、動く植生、深い影は特徴点を安定して合わせにくい対象です。飛行高度だけで解像度を決めず、画像の重複、シャッター速度、露出、地上画素寸法、基準点配置を一体で設計します。

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UAVレーザーが使える条件・使えない条件

樹木のある山林、法面、河川周辺、線状に続く地形では、植生下の地表候補点や立体的な形状を捉えられるUAVレーザーが候補です。構造物側面や急斜面では、センサーの視野角と飛行方向も重要です。

レーザー点群には地表以外の反射も含まれます。必要なのは取得点数の多さだけではなく、地表分類、ノイズ除去、コース間の整合、基準点による座標調整、検証点での確認です。納品物がDTMや断面なら、解析工程まで含めて見積もる必要があります。

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実際の選び方:一方式に決めず、死角を補う

広域地形はUAVレーザー、色と平面情報は写真測量、橋梁下や屋内はハンディLiDARというように、死角を別方式で補完する方が合理的な場合があります。重要なのは、異なるデータを同じ座標系へ合わせ、重複部のずれを確認することです。

ホビージャックでは、販売機種ありきではなく、現場条件、必要な成果物、社内で運用する頻度を確認し、購入、短期レンタル、計測受託を比較します。判断材料が不足する場合は、限定範囲で試験計測してから本番仕様を決めます。

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FAQ

よくある質問

UAVレーザーなら森林の地面を必ず計測できますか?

必ずではありません。植生密度、飛行高度、入射方向、点密度、地表分類によって地表点の取得状況が変わります。事前の植生確認と検証点での確認が必要です。

写真測量とレーザー測量を同じ現場で併用できますか?

可能です。色付き表面やオルソ画像は写真、植生下や立体形状はレーザーで補い、共通の基準点や重複範囲で整合を確認します。

根拠資料・技術基準

制度・仕様は更新されるため、案件時点の最新版をご確認ください。

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